八千代湯の歴史

八千代湯の歴史

八千代湯は、大正初期に創業以来、親子四代にわたって多くの皆様に心身共にくつろげる場をご提供してまいりました。

当店の特徴は何と言っても、種類が豊富なお風呂です。
女性に大人気のエステの湯から全身の疲れを取るスーパージェット、名古屋市内でも開放感が味わえる露天風呂、様々な効能が期待出来るくすり風呂、その他にも電気風呂、ピンポイントマッサージが出来る座風呂や寝風呂、ひんやり冷水風呂などご満足して頂けるお風呂を多数ご用意して、お客さまのご来店をお待ちいたしております。

くつろぎの湯 八千代湯おもしと湯口上

尾張名古屋は城でもつ、そんな大都会名古屋の一角に西区は上名古屋の街に親子四代の歴史と大衆浴場として、老舗ののれんを持つ、くつろぎの湯・八千代湯がある…

親子代々人との出逢い、触れ合いを大切に、大正・昭和・平成・未来へと時代の流れと共に大衆浴場・八千代湯は歴史を守り、皆様の心身の憩いの場であり明日への活力の源の場であればと…
天下太泰のこの世、裸になりて大浴場に入り熱すぎず、ぬるすぎず、一日の労をいやし湯舟が我が身の生活感を呼び覚ます…

はて、さて、時代の流れに乗って私達が日々、口にしている言葉を紐解いて見ますに、風呂とは?「室」と言われ物を入れて温めたり外気から遮断しておく所で、「湯室」風呂は「湯室」から語呂が変わって風呂と言われるようだ。

そんな風呂には、「湯風呂」と「水風呂」の二種類があげられ、一般的に湯風呂は現代人老若男女を問わず好まれているサウナ「フィンランド風の蒸し風呂」ですが、昨今はサウナ風呂の諸設備も非常に工夫され、電熱・ガス・熱等の利用で熱気が室内にうまく充満させるようになっているが、昔の入浴法は「簀の子(すのこ)」と言う竹で編んだ敷の上に直接座っていて、とても熱い蒸気が簀の子の間から上がってくると火傷をするので、自分の座より大きめの布を敷いて、座るなり寝そべるなりした。
この敷物が「風呂敷」と言う。(現代は、バスタオル等を利用している)
又、入浴作法の心得の一つとして、そうした布をもう一枚用意し、入浴の為脱衣した衣類を包んでおいたので、これを風呂敷と称したとも言われる。

「水風呂」といって本来の冷水風呂の考えもあったものの、一般には水を沸かした普通の風呂を言うのである。
古き時代に入浴時の礼儀としては、「帷子(かたびら)」を着けたまま入浴をする。
これを「湯帷子」と言い、この語言を現代では入浴後や夏季などに着る衣類が略して「浴衣」とも言われるのでは…

お風呂の説はここまでとして、では人間にとって、又、風呂屋にとっても一番大切な水について…
「水」は誰もが周知の通り、地から湧き出るもの、この意味で「満つ・満ちる」とも説かれ、水はすべてにいきわたるこの世の最大なものである。
水とつく言葉には、「米の水」、「水くさい」、「水いらず」、「水に流す」、「水揚げ」、「水心」などがありますが、また、仏様に供える水を、「閼伽」というのは、サンスクリット(梵語・音訳)のアカ「argha」に発するので、英語の水の意味の「アクワ」と共通している説がある。ちなみに船底にたまる水を船員達も「アカ」と呼んでいるのである。

日本人は昔から、「禊」「身禊」と称して神事を行う前に水浴によって身を清める習慣があった。いまだになんでも川へ流して、身も心も汚れを洗い清めると、いったところがあるのは古代からの言い伝えかもしれない。
大自然界の生命の源である水、大海、河川、湖水、池と、視野の中に入らない日は無い、大きな器、四角、三角、丸、どんな型の中にも納まる水、今こそ水の有難みを知る日かも…

雑学言葉遊びは、一応これまでといたしまして…
八千代湯は、開業より願望に大衆浴場として、来浴される皆様との和を大切に日々、努力してきました。
今ここに、くつろぎの湯・八千代湯として新生するに当たり、親子四代がより一層、皆様の健康・発展を祈念し、明日への輝しき光ある日と、希望を胸に共に歩みたいと思います。
新しき生誕しました八千代湯は、少しでも皆様の満足が得られるよう工夫いたしました。どうか、豊かな心で湯館をお楽しみ下さい。

八千代湯の繁栄は、来館されます一人ひとりの皆様の幸福と信じます。
皆様にご満足されますように、くつろぎの湯を連日ご利用いただき、存分に満喫下さい。